福井県立図書館のホームページの人気コーナーを書籍化した「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」(講談社提供)

 本のタイトルや著者名の覚え違いを集めた、福井市の福井県立図書館ホームページ(HP)の人気コーナーが本になり、10月20日に発売される。「100万回死んだねこ」(100万回生きたねこ)「人生が片付くときめきの魔法」(人生がときめく片づけの魔法)―など、思わずクスッとしてしまう覚え違いの数々から90件を厳選。本を探す司書の裏話も盛り込み、同館の担当者は「楽しみながら図書館利用について知ってもらいたい」と話している。

 県立図書館HPの「覚え違いタイトル集」は、利用者の本探しの参考にしてもらおうと、2007年に公開を始めた。実際に問い合わせのあった事例に加え、県外書店などからの情報提供もあり、当初10件ほどだった事例は今月1日時点で893件に上る。

 書籍では司書と利用者とのやりとりや、覚え違いからお目当ての本をどう探し当てたかをユーモラスなイラスト付きで紹介する。本に関する問い合わせに答える図書館の「レファレンスサービス」についても説明している。

 覚え違い集はこれまでにもネット上で度々取り上げられ、ツイッターで書籍化が話題になった8月中旬には、HPの1日のアクセス数が普段の14倍に跳ね上がった。同館司書の井藤久美さんは「図書館で直接問い合わせて本を探すのは気が引けるという人も、これを読んで気軽に頼ってもらえれば」と話している。

 「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」は講談社刊。税込み1320円。全国の書店で販売される。早ければ11月初旬から、県立図書館のほか、各市町や大学などの県内45図書館で借りることもできる。