部子山に飛来し、羽を休めるアサギマダラ=9月14日、福井県池田町水海

 長距離の「渡り」をすることで知られるチョウの一種「アサギマダラ」が、福井県池田町の部子山に飛来している。ふわりふわりと舞い、淡い水色や茶色の美しい模様の羽が秋の山に彩りを添えている。

 福井市自然史博物館によると、幼虫の時に食べる葉の毒が成虫になっても体内に残るため、鳥などの天敵から身を守りながら旅ができるという。夏は標高千メートル以上の山で過ごし、秋になると越冬のため暖かい地域へ移動する。

 9月14日はひんやりとした秋風が吹く中、部子山中腹に咲く花に何羽も集う姿が見られた。次の移動に向けてか、蜜を吸って体力を“チャージ”する場面もあり、撮影に訪れていた写真愛好家の男性は、離れた場所からカメラを構えていた。

 県内では、9月末ごろまで越知山や足羽山などで見ることができる。