壮年会などが育て、青紫色の花を咲かせているミズアオイ=9月9日、福井県福井市末町の休耕田

 福井県福井市安居地区の壮年会が中心となって、2012年から保全活動に取り組んでいる水田雑草「ミズアオイ」が、同市本堂町のビオトープと末町の休耕田で今年も開花し、見頃を迎えている。

 ミズアオイは水田や湖沼などに生え、8~10月に青紫色の花を咲かせる。かつては県内各所で見られたが農薬などの影響で次第に減り、県域絶滅危惧1類に指定されている。安居公民館によると同地区は県内で数少ない自生地。

 壮年会はミズアオイが咲く水田で米を育て、地区のPRにつなげたいと保全に着手。昨年、花を付けたビオトープの泥の一部を公民館に移して、壮年会の指導で、安居中学校の生徒らが苗を育成。約50株育った苗を7月初旬、ビオトープと休耕田に移植したところ、8月下旬に開花した。

 県道殿下福井線沿いにある休耕田では9月9日、約30株に濃い青紫色の愛らしい花が咲いていた。壮年会と一緒にミズアオイを育てた安居公民館の稲葉重和館長は「今年は咲きぶりが良く、色あいもばっちり」と笑顔だった。