福井県警越前署は9月9日、越前市内の80代男性が証券会社と製薬会社の社員、弁護士を名乗る男から、架空の社債購入名目などで計2400万円をだまし取られたと発表した。同署は特殊詐欺事件として捜査を進めている。

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 同署によると、8月13日に男性宅の固定電話に、証券会社の社員を名乗る男から「製薬会社の社債2千万円分をあなた名義で買ってしまった」と連絡があった。8月17日には製薬会社の社員だとする男から「証券会社の男性が逮捕された。あなたは名義を貸しましたね」と確認され、続いて電話越しに代わった弁護士を名乗る男から「名義を貸した関係で預貯金が全て差し押さえられる。保証金として400万円を送って」と指示された。

 男性は身に覚えがなかったが、同日中に、弁護士を名乗る男から教えられた東京都内の住所に400万円を宅配便で送付した。

 男性宅には以降も不審な電話が相次ぎ、8月19日には製薬会社員を名乗る男から、8月23、24、31日には弁護士を名乗る男から電話があり、追加の保証金、裁判費用、保釈金などの名目で金を要求され、被害男性はさらに4回にわたり計2千万円を宅配便で送った。