鮮やかな青空の下、収穫がピークを迎えているナツメ=9月6日、福井県福井市小幡町

 9月7日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」で、夜の気温が下がり大気中の水蒸気が露となって草葉に付く頃とされる。福井県福井市小幡町の「棗の里農産」の畑では、ほんのり赤く色づいたナツメの収穫がピークを迎え、秋の訪れを感じさせている。

 同社は市内5カ所の畑で約4千本のナツメを栽培している。6日は秋らしい鮮やかな青空の下、11人のスタッフが作業。専用の機械で木を揺らし、網の上に実を落として収穫した。

 今年は7月と8月の大雨によってかなりの数の実が落ちてしまい、収穫は例年の半分程度の約4トンにとどまる見込み。収穫量の不足を補うため同社は現在、実の買い取りを行っている。一方で質は良く、海道直人社長(58)は「黒糖に似た濃厚な甘さを楽しんでもらいたい」と話した。

 収穫は9月中旬まで行われる。実は機械で乾燥させてエキスを抽出するほか、お茶やのどあめなどに加工し、主にインターネットで販売する。