底引き網漁が解禁され、次々と水揚げされる甘エビ=9月1日、福井県坂井市三国町宿1丁目の三国漁港

 日本海近海の底引き網漁が9月1日、解禁された。福井県坂井市や越前町の漁港では、甘エビやアカガレイなど新鮮な海の幸が水揚げされ、活気づいた。

 1日午前0時の解禁に向け、三国漁港からは三国港機船底曳網漁協所属の9隻が8月31日夜に出港。沖合約50~70キロで網を入れた。三笠丸の船長(48)は「例年に比べ、甘エビはよく捕れた。上々の出来」と話した。

 三国港市場では、1日午後6時半ごろからアカガレイやメギスなどが競りに掛けられ、威勢よい声が響いた。重さや漁獲から競りまでの時間などの基準をクリアした「ふくい甘エビ」も多く並んだ。同漁協の浜出征勝組合長(77)は「ブランド化で認知度が広まり、大勢の人に食べてもらえたら」と期待を込めた。

 一方、越前町では町漁協所属の38隻が31日夜に出港した。水深350メートル以上の海域で漁を行う「沖引き」の船は悪天候で予定を繰り上げ、1日夕にアカガレイや甘エビを積んで帰港した。競りは2日。