とっても元気な子どもなのに、ちゃんと見えて無かったを手遅れにならないように【ゆるパブ】

私は、いつもの理容師さんから、『孫が、3歳児検診の時に弱視が発見されたよ、良かった、ありがとう』と声を掛けられました。娘さんが福井県鯖江市に市外から引っ越した事で、お孫さんが鯖江市の3歳児検診時に機器による屈折検査を行い弱視が発見されて、めがねによる治療を始める事が出来たからです。その子の上にはお姉ちゃんが居て、2人目のお子さんでしたが、お姉ちゃんと変わらず元気に過ごして居て、少し転ぶ事が多いかなと思っていたぐらいで、まさか、ちゃんと見えていなかったとは思いもよらなかったからです。そして次に伺った時には、「めがねを掛けるようになってしばらくしてから、お母さんの顔をジーッと見て今までの中で最高の笑顔を見せてくれた。」と、嬉しい話しを聞く事が出来ました。

これは、平成27年の事です。その頃はまだ、全国1,724市区町村の中でも20~30ヶ所(視力検査機器メーカー調べ)程が3歳児検診時に屈折検査を行っている状況で、当時は福井県でも鯖江市の他に1ヶ所しか行っていなかったので、孫家族が鯖江市に来ないと発見が遅れていたかも知れないのです。

【弱視は早期発見早期治療が必要です】

弱視は、3歳~6歳の間に発見して8歳~9歳頃までに治療をしないと効果が出ないと言われており、割合は約2%、50人に1人いる事になります。治療可能期間を過ぎてメガネを掛けても良く見えないのが弱視なんです。何故そうなるのかは、視力の成長期に見える事を脳に伝達する事が必要だからです。ほぼ大人の視力が出ている3歳児検診時に屈折検査を行う事で早期発見早期治療が、より可能になります。

弱視の予兆としましては、転ぶ事が多い、人にぶつかる事が多い、目と目が合わない事が多い、片目を隠すと嫌がる、落ち着きがないがありますので、普段の生活の中でのサインも見落とさず眼科医への相談をお勧めさせて頂きます。

【NPO団体を立ち上げて】

特に弱視は治療が遅れると取り返しがつかないので、NPO『みるみえる』という団体を立ち上げたH 26年に、先ずは地元鯖江市からと思い、市議の方や、市役所の担当課長に説明し、翌年には、3歳児検診時に屈折検査機器を導入して頂けました。

冒頭の理容師さんはその活動を知っていたので、声を掛けてくれたのです。その時から『めがねのまちさばえ』で、メガネを掛ければ救えるお子さんの手助けをしたいと思い、今では、目の体操や、スポーツビジョン、ビジョンヨガや、見え方の実技指導の講演を行いながら、弱視の早期発見早期治療の啓発活動を行なっています。

検索は[NPOみるみえる]でお気軽にお調べください。

【まだ3割程です】

今では、厚労省の調べで1,724市区町村中3割程の500ヶ所が屈折検査を行うようになりました。又、厚労省からは屈折検査機器の導入に補助をする報道がなされていますので、全ての市区町村で1日でも早く弱視の早期発見早期治療が行われる事を願い啓発活動を続けて参ります。

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この記事は、ゆるパブと福井新聞社が開いた「コラムニスト養成講座」参加者が執筆したコラムです。コラムに対するみなさんのコメントや「私もコラムを書きたい」という声はFacebookで受け付けています。

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【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。