新型コロナウイルスの大規模なクラスター(感染者集団)が発生した福井村田製作所武生事業所(福井県越前市)について、親会社の村田製作所(京都府)は8月25日、同日から31日まで同事業所の操業を停止し、協力会社を含めた全従業員約7千人にPCR検査を行うと発表した。⇒【特集】新型コロナウイルス

 村田製作所はホームページで「地域住民の皆さまと取引先の皆さまをはじめ、多くの方にご心配をおかけすることになり、あらためておわび申し上げます」と謝罪した。

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 今回のクラスター発生に伴い、生産ラインの一部停止はあったが、全ラインの停止は初めて。全従業員のPCR検査に踏み切った理由を同社の担当者は「感染拡大が長引き、現状では収束が見込めない」と説明し、保健所や協力会社と連携し全社を挙げて拡大防止に取り組むと強調した。

 PCR検査で陰性が確認された従業員のみで9月1日から操業を再開する方針。再開後も県内の民間業者に委託し、当面の間、同事業所内で1日千人をめどに毎日PCR検査を行う。

 福井村田製作所は積層セラミックコンデンサーなどの電子部品を生産しており、工場の規模は村田製作所グループで国内最大の事業拠点。