鯖江商工会議所の1階にあるSCC=福井県鯖江市

 私は、8年ほど前に眼鏡販売会社の東京支店勤務から福井県鯖江市にある鯖江本社にUターンしました。そして、数年前に、鯖江商工会議所の1階がSCCという名のコミュニティスペースにリニューアルされたと聞き、伺いました。そうしたらなんと!東京支店勤務時代に行った事のある『六本木ヒルズ』のミーティングカフェの打ちっぱなしのコンクリートと無垢の木材と優雅にデザインされたソファーやハイカウンターバーが、良く似ているじゃありませんか。この洗練されている場所を、しばしば地元の方々と打ち合わせに使わせて頂いております。その時に、初見の方のほとんどが、「えっ!」と言ったまま固まって無言になるのです。

【オシャレを楽しめる】

 そして次に出てくる言葉が、その良い雰囲気に感化されて、「ほんで?」が、「それから」と標準語に近くなり、使う言葉までクリエイティブされる空間なんです。

 初めての打ち合わせの時には軽めの普段着だった方が、次にお会いした時には、男性だとボタンダウンにスラックス、女性だと胸元にビジューがついたカットソーと、オシャレを楽しむ空間にもなっています。福井県では、豪邸に住んでいて高級車に乗っているが服装に気を使わず膝の抜けたジャージのまま車から降りてくる人をよく見かけますが、オシャレを楽しむ空間や場所が少ないから、家=車内=外出先の生活感からなかなか脱却出来ないのかも知れないですね。

【BGMや間接照明で湧き出るアイデア】

 内装のデザインに加えて耳障りの良いスイングやジャズを聴きながら、間接照明の優しい光の中で打ち合わせをしていると考えがまとまり、実行する為のアイデアが出てくるので、とても助かる場所なんです。それは、ここの雰囲気が生活感から脱却させてくれる力をもっているからで、最近では、10月1日のめがねと日本酒の日を記念した立食パーティーの企画が一つ生まれました。

【雰囲気の力と癒しまでもが】

 雰囲気から得られる創造力は実務重視の方々と賛否両論あるのですが、1階のSCC内のカフェ「powiicafe」さんではInstagramに投稿すると半額になる企画を行っていて、Instagramを知らない方々が、お店の方やその時に居合わせたお客様から教えて頂きながら登録をして#を付けて投稿し、そのサービスを受けています。そして、鯖江商工会議所のコンシェルジュの方との起業を含めたビジネスの相談の時に、「powiicafe」さんのコーヒーがオアシス役になり、実務に対して雰囲気が作り出す創造力を加味しながら癒しまでもが補完される鯖江の『六本木ヒルズ』なんです。

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この記事は、ゆるパブと福井新聞社が開いた「コラムニスト養成講座」参加者が執筆したコラムです。コラムに対するみなさんのコメントや「私もコラムを書きたい」という声はFacebookで受け付けています。

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【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。