福井県の就職支援協定校

 学生のUターン就職を促そうと、福井県は県外大学との就職支援協定をハイペースで結んでいる。2020年6月に京都事務所を開設以降、県内出身学生が多い京都府内での“営業”を強化、10大学と締結し計37大学になった。9月に開設する名古屋事務所を足がかりに中京圏でも開拓に力を入れる。

 県は2015年8月に京都産業大学、立命館大学と初めて就職支援協定を締結。19年度末時点で22大学だったが、京都事務所開設を機に20年度だけで関西圏を中心に13大学増やした。7月9日には京都外国語大学、京都外国語短期大学と結び、地域別では関西圏19大学、関東圏12大学、中京圏6大学となっている。

 締結校とは、学生に対する県内企業情報や就活イベントの周知、学内の企業説明会や業界研究セミナーへの県内企業参加などで連携を図っている。県定住交流課によると、協定を機に県内企業へのインターンシップ参加が増え、Uターン率が上がった大学もあるという。

 就職支援協定を拡大する背景には、県外に進学した学生の7割程度が県内に戻らず、県外で就職している実態がある。20年春に県外の大学や短大を卒業した学生のうち、Uターン就職率は前年度比5・6ポイント下がり、26・5%にとどまった。

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 新型コロナウイルスの影響で対面でのやりとりが制限されるなど就活が様変わりする中、情報収集に不安を抱える学生は多い。県定住交流課は「一人でも多くの学生が福井で活躍できるよう、福井の情報を届け、進路選択や就職活動を応援していきたい」としている。