駅名標の取り付け工事が行われ、駅舎の外観がお目見えした北陸新幹線福井駅=8月5日、福井県福井市日之出1丁目

 建設工事が進む福井県の北陸新幹線福井駅で8月5日、「JR福井駅」と書かれた駅名標の取り付け工事が行われた。一乗谷朝倉氏遺跡や大本山永平寺の唐門をモチーフにした木調のルーバー(平行に並べた細長い板)の設置も既に終わり、駅舎の外観がお目見えした。今後、内装や設備工事を進め、2022年夏ごろ完成する予定。

 県都の新たな玄関口となる福井駅は「太古から未来へ~悠久の歴史と自然がみえる駅」がデザインコンセプト。コンコースは県産木材や和紙を用いて和の空間を演出し、ホームは屋根のトップライトから木漏れ日のような光が差し込み、ゆったりとくつろげる空間となる。

 20年10月、県内の新幹線4駅のトップを切って着工された。屋根や外壁工事が順次進められ、木調の「化粧ルーバー」の設置も完了。6月下旬からは外側の足場の解体に着手し、外観がほぼ姿を現した。

 5日は駅舎の右上部分に縦約1・9メートル、横約8・1メートルの「JR 福井駅 FUKUI STATION」の駅名標を設置する作業が行われた。作業の様子を見上げていたタクシー運転手の男性(59)は「新型コロナウイルス禍で大変だけど、早く新幹線が整備され、多くの人が福井に来てくれれば」と完成を心待ちにしていた。

 6日には駅舎左側のガラス面に、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構のロゴマークが入った駅名標も設置される。

 越前たけふ駅は8月下旬、芦原温泉駅は12月下旬に足場が解体され、駅舎が姿を現す予定。また、10月末に建築工事に着手する敦賀駅は22年末から23年初めごろに外観が完成する見込みという。