気象庁によると台風9号は2021年8月9日午前6時現在、鳥取県米子市の南西約70キロを1時間に45キロの速さで北東に進んだ。今後の進路予想は日本海の方向に移動し、同日午後にも福井県を含む北陸地方に最接近。気象庁は大雨による土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫などに厳重な警戒を呼び掛けた。

写真を拡大 写真を拡大 台風9号の予想経路図=2021年8月9日6時時点(気象庁HP引用)

 9日午前6時現在、台風9号の中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。気象庁によると、同日中に温帯低気圧に変わった後、午後6時ごろには石川県金沢市の西北西約80キロまで到達。10日午前に東北地方を通過する見込み。

 気象庁によると、9~10日にかけて東日本から北日本の広い範囲で大雨や暴風の恐れがある。

 10日朝までの24時間予想雨量は東海300ミリ、関東甲信、近畿180ミリ、北陸、中国150ミリ、北海道、四国120ミリ、東北100ミリ。9日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は北陸、近畿25メートル(35メートル)、中国、四国23メートル(35メートル)、北海道、東北、九州北部20メートル(30メートル)、関東甲信、東海18メートル(30メートル)。9日に予想される波は東海、近畿、四国7メートル、関東甲信、北陸、中国6メートル、北海道、東北、九州5メートル。

■米軍の予測は

写真を拡大 2021年8月9日午前時点台風9号の予想進路図(JTWCより引用)。台風の通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方を調べてみると、台風9号は8日夜に九州に上陸。その後、中国地方を通って北陸地方北側の日本海を進み、東北地方に接近する恐れがあるとみている。9日午後3時ごろの最大風速は約28メートルとしている。

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■台風の名前

 台風防災に関する国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名前が付けられる。「ルピート」の命名国はフィリピンで「冷酷な」の意味。