会見で7月の新規感染者数の推移を説明する宮下裕文・県健康福祉部副部長ら=7月29日、福井県庁

 7月29日に発表された福井県内の新型コロナウイルス感染者27人のうち、県外由来の新規感染は8系統11人。ほかにも県外由来の感染者から2次感染したケースが6人判明した。県の担当者は「帰省を含め、全ての都道府県との不要不急の往来は控えてほしい」とあらためて注意を促した。

 県感染防止対策チームの担当者は「今回の27人は、25日発表の数字(27人)とは意味合いが違う」と指摘する。学校や飲食店関連の三つのクラスター(感染者集団)が重なった25日と比べ、この日は1~2人の感染が積み上がり、計20系統に。「市中にばらまかれた小さなパチンコ玉を拾い集めるよう」。担当者は感染拡大防止に向けた追跡調査の難しさを表現する。

 県対策チームは、ここ数日の感染増加は22日からの4連休の行動が反映されているとし「来週も影響が続くのではないか」と警戒を強める。これまでの感染例として、県外の親族や知人を交えた小規模な会食やバーベキュー、県境をまたいだドライブを挙げた。

 感染状況について杉本達治知事は28日の臨時会見で、飲食店に対する営業時間の短縮要請といった「強い措置」を伴う県独自の緊急事態宣言の「直前」と表現。お盆を前に、感染拡大の危機感を強調した。