牛脂を使ったチーズケーキ「和牛cheee(ワギュチー)」

 精肉、肉料理店の高島屋(本社福井県福井市木田2丁目、高島清次郎社長)はこのほど、牛脂を使ったチーズケーキ「和牛cheee(ワギュチー)」を商品化した。滑らかな食感とコクが特長で「北陸新幹線福井開業に合わせ、お土産品としても活用してほしい。次は若狭牛を使ったチーズケーキなどができれば」と話している。

 牛肉は余分な脂や筋の多くが削られ、廃棄される。同社は鹿児島県産の和牛を使用しており、総料理長の加藤諭さん(35)は「上質な牛の命を余すことなく使いたい」と、牛脂に着目。バターの代わりに使えないかと頭をひねった。

 タルト、プリン、ムース…。どれも満足するには至らず、半年かけてチーズケーキにたどり着いた。バニラビーンズで香り付けした牛脂をクリームチーズ、卵、生クリームと一緒にかき混ぜて焼き上げると、「口触りが滑らかでびっくりした」と加藤さん。高島社長も「和牛のうまみによるコク深い味わいになった」と完成度の高さに自信を見せる。

 同社経営の肉料理店で出したところ「焼き肉の後のデザートなのに、お代わりする人がいた」(加藤さん)など、好評だった。7月15日からは同社ホームページでも販売している。1ホール3500円(税込み)。

 高島社長は「全国各地の牛脂を使ったチーズケーキを作ってその地方に返すことで、各地の町おこし商品にならないか考えていきたい」と話している。