福井県内で7月25日、7月10日以来となる20人以上の新型コロナウイルス感染者が発表された。学校や飲食店で三つのクラスターが発生したのに加え、県外由来とみられる感染が6系統(計8人)重なり、感染者数が一気に膨らんだ。夏休みに入り、今後はお盆の帰省などで県境を越えた移動が増える。県の窪田裕行健康福祉部長は会見で「大きな感染の広がりをみせている都道府県との往来は、慎重に判断してほしい」と強調した。

 これまでに利用客7人と従業員3人の感染が判明した坂井市の飲食店について、窪田部長は「聞き取り調査では、マスク会食が十分に徹底されていなかったとみられる」と説明。会食や会話の際のマスク着用の徹底をあらためて呼び掛けた。

 一方、県外由来とみられる感染としては、仕事や私用での県外滞在のほか、県内に帰省していた親族の陽性が判明し検査に至ったケースがあった。県外から多数の参加者が県内に集まった講習会が原因とみられる事例も分かった。

 窪田部長は▽帰省前2週間は多人数での会食など感染リスクの高い行動を控える▽重症化のリスクが高い家族がいる場合は家庭内でもマスク着用―などの対策徹底を訴えた。