土曜の夜のみ営業しているSABAE・OPTのアウトレット店=福井県鯖江市神中町2丁目

 福井県鯖江市神中町2丁目に“訳あり眼鏡”のアウトレット店がオープンした。店が開くのは土曜午後10時から2時間のみ。サンプル品や返品された商品などを専門に扱い、1本3千円から格安で販売している。

 出店したのは眼鏡製造販売「SABAE・OPT」(本社鯖江市、荒谷直嗣社長)。わずかな欠陥で廃棄処分となってしまう眼鏡が多いことから「なんとか再利用できないか」(荒谷社長)と、これまで取引先の製造会社や卸売業者から眼鏡を買い取り、本社の倉庫で販売してきた。

 安さが口コミで広まり、約15平方メートルしかない倉庫では手狭になってきた。このため、譲り受けた中古の貨物コンテナ2基を再利用した新たな店舗を7月3日夜にオープンした。

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 店内には千点を超す眼鏡が並ぶ。どれもSABAE・OPTや取引先のサンプル品や返品商品。フレームの塗装の荒さなどが若干みられるものの、使うには全く問題ない。度数に合わせたレンズ加工もでき、度のないブルーライトレンズもある。1本3千円からだが、2本なら5千円から購入できる。

 開店初日から多くの客が訪れた。以前から倉庫の店に訪れていたという福井市の40代女性は「店がすごくきれい。ディスプレーも見やすくなった。質にあまりこだわりがないので、安く買えるのはありがたい」と品定めしていた。

 店舗にしたコンテナは神戸港で使われていたもの。青や緑だった外装を白く塗り直し、おしゃれに仕上げた。側面には廃材の大きなガラスをはめこみ、開放的な空間を演出した。

 訳あり眼鏡の販売やコンテナの再利用は国連の持続可能な開発目標(SDGs)の「つくる責任つかう責任」にも当てはまると荒谷社長。「掘り出し物を探しに来てみてほしい」と話している。