同じ弓道部で高め合ってきた双子の永井美桜さん、拓真さん=福井県福井市の藤島高校

 弓道女子個人戦に出場する永井美桜(福井県立藤島高校3年)には入部以来、間近で競い合ってきたライバルがいる。双子の兄・拓真さん(同3年)だ。「家でも弓道について語り合い、フォームや技術の向上につながった」と振り返る。⇒【特設サイト】北信越インターハイ

 鯖江市東陽中学校で兄はサッカー、妹はソフトテニスに励んだが、高校では同じ部活動に所属。「いろんな部活を見学して、挑戦したいと思ったのが同じ弓道だった」と口をそろえる。

 幼い頃からの仲の良さは、競技力向上にもプラスの作用をもたらした。2020年以降の新型コロナウイルス禍で大会や練習が中止になっても、技術や集中の仕方などを気軽に語れる存在が身内にいたことで、互いの実力を上げられたという。

 兄はインターハイ出場はかなわなかったが、妹は福井県高校春季総合体育大会で2位となり全国切符を手にした。妹の活躍に兄は「切磋琢磨してきたライバル。ぜひ上位入賞してほしい」と期待を寄せる。

 妹は「一本一本に3年間の思いを込め、納得できる試合をしたい」。放つ矢には、一足早く部活動を引退し、受験モードに入っている兄への感謝の気持ちも込める。

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 福井県を中心に開かれる全国高校総合体育大会(北信越インターハイ)は7月24日、新潟県でバスケットボール男子の開会式があり、熱戦が幕を開ける。2020年は新型コロナウイルスの影響で史上初めて中止となり、開催は2年ぶり。待ち望んだ全国舞台で活躍を期す福井県勢の「それぞれの夏」を紹介する。