「おくえつカラフィット」のメンバー=7月2日、福井県の大野市B&G海洋センター

 障害のある子どもたちが励むフィットネスダンスの練習環境を整えたいと、福井県大野市のインストラクターが全身が映る全面鏡の購入資金を福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で募っている。さらにコロナ禍で発表の場が減る中「子どもたちのモチベーションアップに向けレッスンの成果発表会も主催したい」と支援を呼び掛けている。

 同市の三嶋友香さんがインストラクターと代表を務める「おくえつカラフィット」はカラオケを口ずさみながらダンスを踊る「カラオケフィットネス」の愛好者グループ。2017年春に発足した。奥越特別支援学校の在校生や卒業生と、その家族ら奥越地域を中心に30人が加入。大野、勝山両市でレッスンしており、アイドルグループのAKB48などの曲に合わせ、さまざまな振り付けのダンスに汗を流している。

 メインの練習会場として利用している大野市B&G海洋センターのトレーニングルームには壁に鏡が備え付けられているが、全身を映すにはサイズ不足。三嶋さんによると「肘が曲がっているよ、とアドバイスしても言葉だけでは分かりにくい。鏡を見て全身の動きが確認できれば、メンバーの意欲も高まる」と話す。

 また福祉施設などに招かれ、ダンスを披露してきたがコロナ禍で昨年からその機会は激減。寄せられた資金は移動式の全面鏡購入のほか、団体主催で開く発表会の会場費などにも活用したいという。三嶋さんは「メンバーにはアイドルに憧れている子も多い。ハンディがあっても夢の舞台を踏み、輝ける場をつくってあげたい」と話す。

 目標金額は50万円。支援募集は8月6日まで。千円~1万円の7コースで、オリジナルのマフラータオルなどのリターン(返礼)を準備している。

 ◇ミラカナ 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年4月に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年6月から福邦銀行が事業に参画した。