福井県福井市の「家事・育児シェア」見える化シート(左)と「ひよこクラブ」7・8月特別合併号を持つ福井市女性活躍促進課の大杉幸弘さん

「ひよこクラブ」7、8月特別合併号(左)と付録のシート

 ママとパパの育児や家事を「見える化」し、役割分担の参考にしてもらおうと福井県福井市が作成した「家事・育児シェア」シートを参考に、ベネッセコーポレーション(東京)の子育て雑誌「ひよこクラブ」が7・8月特別合併号の付録を作った。同誌編集長は「福井市のシートは、分担状況も一目で分かるなど画期的」と採用の理由を話す。

 同誌の参考になった福井市の「『家事・育児シェア』見える化シート」は▽食器をしまう▽排水溝を掃除する▽タオルを交換する-など「見えない家事」「名もなき家事」とされる家事・育児も拾い上げて担当が誰かを“見える化”している。2017年度に作成した。

 ひよこクラブ編集部は同シートについて▽80以上の家事、育児の項目を書き出し“見える化”している▽夫と妻の担当役割に丸を付ける方式で、分担状況が分かりやすい-と評価。福井市と相談し付録化した。

 編集長の柏原杏子さん(43)は「家事・育児は女性という考えは、今の世の中ではありえません」とした上で「役割分担はもめるからとパパに言い出しづらいとのママの声も聞く。お互いが納得できる役割分担に、シートが活用できる」と呼び掛けている。

 福井市女性活躍促進課でシート活用を担当する大杉幸弘さん(39)は「シートが、偏った家事や育児の役割分担の見直しに役立てば」と話している。

 ひよこクラブ7・8月号は書店などで販売中。福井市の「家事・育児シェア」見える化シートは、同市ホームページからダウンロードできる。

「朝カジ」プラス10分 福井市担当職員、パパに呼び掛け

 料理、洗濯、掃除など、名前のある分かりやすい家事じゃなく、でも絶対的に必要な家事を指す言葉として話題になっている「見えない家事」。「積み重なってママの負担を大きくしている」として、福井市女性活躍促進課の大杉さんは、「朝の忙しい時間に今より10分、パパが家事や育児を」という「朝カジ プラス10分」を勧めている。

 ▽朝食の準備▽朝食後の食器洗い▽洗濯物干し▽PTAなどの見守り活動▽保育園などの送迎-など、朝のこまごまを分担する。2児の父でもある大杉さんは「慣れたら、寝かしつけや土日の昼ご飯の支度にもチャレンジを」と呼び掛けている。