定置網にかかり、海に返されるジンベエザメ=7月7日、福井県福井市の茱崎漁港沖(読者提供)

 福井県福井市越廼地区の沖合で7月7日、定置網の中に体長約7メートルのジンベエザメが泳いでいるのを福井市茱崎漁協の漁師が見つけた。漁師らが慎重に助け出し、無事海へ放たれた。

 関係者によると、同日午前3時ごろに網の底で泳いでいるジンベエザメを漁師が見つけ、自力で海に返ればと網の入り口を緩め、いったん茱崎漁港に戻った。

 正午ごろになっても泳いでいたため、網から出そうと定置網を少しずつすぼめた。徐々にその姿が目の前に現れると、漁師らは口々に「大きいな」と歓声を上げたという。

 ジンベエザメがこの周辺の定置網にかかるのは珍しいといい、船から網を引き上げた女性(34)=福井県坂井市=は「心配したが無事に海に返れてよかった」と話していた。

 ジンベエザメを飼育している石川県のとじま水族館(七尾市)によると、日本海では8~10月ごろによく見られる。エビの仲間やカタクチイワシを追って定置網に迷い込んだのではないかという。