真柄十郎左衛門直隆の没後450年を記念して作った御朱印の台紙=6月27日、福井県越前市宮谷町の興徳寺

 身の丈約2メートルの巨漢で、長さ約3メートルの大太刀を使いこなしたとの言い伝えがある戦国武将・真柄十郎左衛門直隆の没後450年を記念した御朱印を、菩提寺(ぼだいじ)である福井県越前市味真野地区の興徳寺が作った。「味真野にこんな豪傑がいたことを、御朱印を通じて多くの人に知ってもらえたら」と室井克俊住職(35)。命日を前に6月27日、同寺で法要が営まれ、檀家(だんか)ら約20人が静かに手を合わせ思いをはせた。

 真柄十郎左衛門直隆は、朝倉氏の客将として現在の越前市上真柄町に居を構え、数々の戦で名を挙げたとされる。元亀元(1570)年6月28日に姉川の合戦で戦死し、大太刀は名古屋市の熱田神宮などに保存されている。

 昨年、没後450年を迎え、全国の真柄家の子孫らゆかりの人たちが参列して大遠忌法要を営む予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期となった。今年の法要も、感染が収まっていないことから、檀家や市内の子孫のみが参列して営まれた。

 御朱印の台紙(縦15センチ、横10センチ)は越前和紙製で、大太刀を構える直隆と息子隆基の姿がポップな図柄で描かれている。本紙こどもタイムズ「ふくい椿ファイル」で真柄十郎左衛門の物語を連載している嶋津蓮さん(越前市)が手掛けた。

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 室井住職は「地元の人でも真柄十郎左衛門の存在を知らない人は多い。御朱印は親しみやすいデザインに仕上げており、ぜひ多くの人に参拝していただきたい」と話している。