【職場の悩み相談室】会社好調なのにボーナス、業績開示なし…「社長がルール!」の経営者に立ち向かう

 小規模な会社ですが、業績の急激な伸びによって利益も上がり、仕事も忙しくなっている会社で働く従業員からの相談です。会社が好転していることは従業員としても大変うれしいですが、働く者への対応は「賃金規定なし!」「ボーナスどころか昇給もなし!」「退職金なし!」。もちろん、会社の業績開示もなし!(会社が好転していることは明らかなのに)という、ないない尽くしの労働環境で働いているとのことでした。

 さすがに我慢できなくなり、従業員が相談し合って、社長に対して恐る恐る色々と提案しても「社長がルールだ!」と言って耳を貸さない。世の中は、働き方改革などで変化しているのに、どうしても納得いかずに何とかできないかと相談にみえられました。

 相談者は、自分なりに調べて、やはり労働組合を作ることが良いのでは、と思うものの、どうやって作るのか、また、他のみんなが同意してくれるのか、と不安だらけ、とも打ち明けてくれました。

 連合福井に来られる相談者には、相談内容にもよりますが、問題解決の後には職場で組合を作ることを勧めています。今回は、自分なりに調べて組合作りを考えた相談者に対し、大変頼もしく感じました。

 組合を作って、「労働組合法」によって労働者が守られ、経営者と対等に話が出来る、このことこそ働きやすい職場、そして社会を作る第一歩です。会社あっての従業員であり、会社が儲かってこそ従業員の生活も豊かになっていくのですから、お互いにwin-winの関係が出来ることがベストなのです。会社がこの先も良い状態が続くように頑張る従業員にとって、労働条件が少しでも良くなり安心して働きがいのある会社になるよう、少しでもサポートしていきたいと伝えました。

 しかし、まだまだ、「私の会社だから、私がルールだ!」「私が大きくしたんだから、私が決めて何が悪い!」と普通に信じている経営者のなんと多いことか!!従業員とともに、安心して働き続けられる社会の一役を担ってほしいと願います。(連合福井)

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 パワーハラスメントや会社での冷遇など職場の悩みに対する相談を受け付けている連合福井(日本労働組合総連合会福井県連合会)によるコラムです。解決へ向けたアドバイスを実際に相談のあった事例を基に紹介します。

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