動画スタジオ入り口付近のイメージ図。新聞の歴史などを伝えるオープンスペースの一角にある

 第5世代(5G)移動通信システムの本格化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に対応し、福井新聞社は6月30日、動画コンテンツの撮影やライブ配信のできる動画スタジオを本社内に開設する。企業、団体などによるオンライン配信や動画制作をサポートする一方、自社による動画配信もさらに充実させ、地域の情報発信力を強化していく。⇒【ライブ配信】福井市の大和田交差点

 スタジオは本社2階の見学者用オープンスペースの一角に設置。動画撮影に必要なカメラ、マイク、照明、モニターなどの機器類を常設している。高精細のカメラ3台を遠隔で操作し、スイッチャーで切り替えながら撮影できる。パワーポイントや画像資料を使ったプレゼン動画を簡易に制作でき、映像の一部を透明にして別の映像を取り込む「クロマキー合成」にも対応する。

 動画投稿サイト「ユーチューブ」などの動画プラットフォームにそのまま生配信することも可能で、ウェブセミナーやオンラインシンポジウムにも活用できる。

 会社・団体でも個人でも利用でき、業務提携する地元の制作会社のスタッフが支援し、サポートが必要な初心者でも安心して動画制作できる。オンライン配信や動画制作のベンチャー企業・ビデオマッチング(本社東京)とも業務提携しており、県内会場での高度なライブ配信はもとより、県内事業者が展示会などで首都圏から配信するといったニーズにも対応する。

 利用料金は、撮影のみの時間制利用の場合は、サポートなしで1時間1万2千円、サポートありが2万円。編集を伴う動画制作や、セミナーなどのオンライン配信は別途、相談に応じる。

 動画を活用した企業のマーケティングや自治体の観光プロモーションにもさまざまな形で支援していく態勢をとり、福井発の動画発信力を高めていく。

 福井新聞社の動画コンテンツ拡充の一環としては、本社屋上にライブカメラを設置し、16日に自社のユーチューブチャンネルで配信を始めた。全国では、ライブカメラによる配信を観光誘客に役立てている例もあり、県内のほかの箇所での設置も検討していく。

⇒【ライブ配信】福井新聞本社屋上カメラからの映像

 問い合わせは福井新聞社新規事業開発室=電話0776(50)2931。