7月4日までの「県感染拡大警報」を発令した福井県の杉本達治知事=6月20日、福井県庁

 福井県の杉本達治知事は6月20日会見し、新たに22人が新型コロナウイルスに感染したと発表、独自の基準に基づく「県感染拡大警報」を発令した。既に発令中の同注意報を引き上げた形で、期間は7月4日まで。1日の新規感染者が20人を超えるのは過去最多の38人の発表があった4月22日以来。県は会食、会話時のマスク着用の再徹底を呼び掛けている。

 1週間の新規感染者数は全体で55人になり「おおむね30~40人」という警報レベルを超えた。病床の占有率も20・1%(61床)で、警報レベルに達した。

 この日感染が発表された22人は10歳未満から50代の男女で、福井市が19人、坂井市が3人だった。

 6月9日以降の感染者63人のうち、現時点で43人が福井市内の14飲食店に関係していることが分かっており、32人は従業員、2人はその同居家族。このほか利用客などもいるとみられ、県は調査を進めている。県によると、従業員同士のマスクなしでの会食をきっかけに感染が拡大しているとみられる。

 県は消費喚起事業として「GoToイート」のプレミアム食事券の販売を5月24日に再開しているが、14店は取扱店ではなかった。杉本知事は「(ウイルスが)市中まん延しているわけではないので、現状では『GoToイート』などの消費喚起事業はこのまま続けていく」と述べた。

 注意報から警報に引き上げられるのは昨年8月、今年1月、同4月に続き4回目。県は6月4日に警報を注意報に引き下げていた。

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