新型コロナウイルスワクチンの職場接種に向けて、福井県内の7商工会議所、13商工会が、県などと協力して従業員千人未満の企業が共同接種できるよう準備を進めている。全会議所、商工会が従業員30人以上の会員企業に意向調査を行った結果、計530社、約6万7800人が接種を希望した。6月18日に報告を受けた県は今後、会場や医療従事者などを調整し、7月中には共同接種を開始したいとしている。

 各会議所が会員企業に接種希望人数や時期などを聞いたところ、福井会議所は現時点で275社が希望し、接種人数は従業員家族を含め3万7千人。鯖江は48社7912人、武生は43社5409人、大野は7社631人、勝山は14社1307人、敦賀は37社6373人、小浜は10社631人となった。会議所全体では434社5万9263人。県内の13商工会は計96社で、家族を含め8601人が接種を希望した。

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 企業からは「まとめて一度の接種は業務上困難。複数日に分けてほしい」「接種場所が遠いと業務に支障が出る」などの意見があった。

 県は今後、会議所などと連携し、接種会場の検討を進めるほか、医師や看護師派遣の日程調整をしていく。市町での接種も並行し、より早く接種を進めていく方針。

 県担当者は「共同接種をなるべく早く行いたいが、ワクチンの供給、会場や医療従事者の確保など調整に一定の時間がかかる。7月の早い段階でスタートできれば」と話している。

 従業員1千人を超す県内の企業・団体からは、6月18日までに13件の職場接種申請が出されている。