福井県開設の新型コロナウイルスワクチン接種会場で、接種を受ける64歳以下の男性=6月19日午後3時5分ごろ、福井県福井市のエルパプラス

 福井県主体の新型コロナウイルスワクチン接種が6月19日、福井県福井市の商業施設「エルパプラス」で始まった。64歳以下を対象に含めた集団接種会場の開設は県内で初めて。市町発行の接種券を持つ県民が早速、1回目の接種を受けた。21日からは福井大学、福井工業大学、仁愛大学を皮切りに大学・企業の職域接種が始まり、65歳以上の次の段階となる一般接種が本格化する。

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 初日は受付可能枠150人に対し132人が予約。65歳以上78人、64歳以下52人が接種を受けた。64歳以下では勝山市、鯖江市、南越前町からそれぞれ十数人が来場。65歳以上を合わせると14市町の県民が利用した。予約が余った分は、社会機能を維持する「エッセンシャルワーカー」として県警の警察官18人が接種した。キャンセル2人分は県職員が受けた。

 会場は医師2人、看護師10人、案内役などのスタッフ約30人の体制で、二つの接種レーンを設けた。30分刻みの予約時間に合わせて利用者が次々来場し、副反応を含めて大きな混乱はなかった。

 鯖江市の会社員男性(60)は「できるだけ早く打ちたかったので、接種券が届いてすぐに初日の予約を入れた。県外で暮らす子どもを含めて家族全員が接種のめどがついた。お盆は安心して集まれる」。勝山市の会社員男性(54)も「1年以上会っていない県外の子どもの顔を早く見たい」と話していた。

 県の接種会場はエルパプラスが毎週土日曜、県民健康センター(福井市真栗町)が6月26、27日、7月24、25日に開設する。両会場とも6月中の予約に十分空きがあるという。7月中旬には福井大敦賀キャンパス(敦賀市鉄輪1丁目)に嶺南初の会場を設ける。ワクチンは米モデルナ製を使用するため18歳未満は利用できない。県ホームページなどを通じたウェブ予約が原則。ウェブ予約ができない人はサポートセンター=電話0776(20)0798=から電話予約できる。

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 県内では政府が7月末の完了を目指す高齢者の接種が各市町で進む。並行して勝山市、鯖江市、越前市、小浜市、越前町、南越前町、池田町、美浜町、若狭町、高浜町の10市町が64歳以下への接種券発送を開始。市町によって基礎疾患の有無や年代別で発送時期をずらすなど対応は異なる。6月中にはすべての市町が発送を始める。