福井―森田駅間新駅の候補地

 福井県福井市は6月16日、北陸新幹線県内開業に伴いJRから経営分離される並行在来線(現北陸線)の新駅設置について、福井―森田駅間の開発踏切付近と大願寺地下道付近、近町踏切付近の候補地3カ所を示した。2020年度の調査でいずれも1日当たり1千人程度の利用が見込まれるとした。21年度中に候補地周辺の松本、啓蒙、中藤島、明新の自治会長らから意見を聴くことにしている。

 同日の福井市議会一般質問で寺島恭也議員(一真会)が選定基準などを質問した。

 市新幹線整備課によると、駅間が約5・9キロあり県の要件を満たす同駅間において「周辺に住宅や公共施設があり定期的な利用者が見込まれる」「長期的に増収に資する」などの観点から可能性を調べた。

 調査の結果、駅舎や4両編成の車両が止まれる約90メートルホームの設置に支障とならず、東西を結ぶ踏切が近くにあるなど駅へのアクセスが便利として、3カ所を選んだ。

 21年度は、新駅を望むかどうかを含めた各地区の意向把握に取りかかり、合わせて道路や駐車場整備などの利便性向上、利用促進策を探る。22年度以降、専門家やより広い地区の意見を聞いた上で候補地を絞り込み、費用対効果の分析を進める。

 森田や越前花堂など既存駅の駅舎改修や駐車場、駐輪場整備をはじめとする機能向上も合わせて検討していく。