プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にポーズをとる広島・玉村昇悟=6月18日、東京ドーム

 【プロ野球・広島7-4DeNA】広島東洋カープの2年目で弱冠20歳の玉村昇悟(福井県立丹生高校出身)が6月18日のDeNA戦で待望のプロ初勝利を手にした。逆球が目立った一回に先制を許したが、二回に自らの適時打で追い付くと尻上がりに調子を上げた。プロ5度目の登板で最長の7回を投げて6安打2失点。「やっと勝てて良かった。後半は自分のペースで投げることができた」と声を弾ませた。

 緩い球を効果的に挟みながら切れのある球で両コーナーを突いた。四回無死二塁ではソト、田中俊を連続三振に仕留めるなどプロ入り後初めて10三振を奪った。

 才能は地元で育まれた。強豪校から誘いがある中で自宅から一番近い丹生高校を選んだ。甲子園大会には縁のない無名校。「野球を嫌いにならなかったのが大きかった。試合も楽しいし、高校に着いたら早く練習したいと思っていた」。3年夏の福井大会決勝で三振を量産。「越前のドクターK」と呼ばれるまでに成長した。

⇒東京五輪の野球日本代表24人内定、福井県出身者が2人

 チームでは約1カ月ぶりに先発投手に勝ち星が付いた。4月29日に先発して初登板を果たしながら5回5失点と苦杯をなめたDeNAから1勝目を挙げた。「試合をつくれるようになってきたのは成長できたかな」と初々しく笑った。