山岸正裕氏

 第三セクターえちぜん鉄道(本社福井県福井市)の豊北景一社長が退任し、後任に前勝山市長の山岸正裕取締役会長(76)が就任することが6月18日、分かった。山岸氏は初代社長で、17年ぶりの「再登板」となる。22日に開かれる株主総会、取締役会で選任される見通し。

 山岸氏は福井新聞の取材に対し「えち鉄は地域にとって大切で、大変な努力で立ち上げた会社であり、もり立てていきたいと思う」と意欲をにじませた。

 山岸氏は2000年から福井県勝山市の市長を5期務め、2020年12月に引退した。02年9月のえち鉄設立時には市長職との兼務で社長に就任。04年6月に退任後は代表権のない取締役会長に就いた。沿線市町と県、サポート団体などで構成する「えち鉄活性化連携協議会」の会長も務めた。

 豊北氏はセーレン秘書部長から13年6月、えち鉄の3代目社長に就任した。福井鉄道福武線との相互乗り入れや次世代型低床車両キーボの導入、福井―勝山間の観光列車「きょうりゅう電車」運行など、8年間にわたって利用者目線のサービスを展開。18年度には運行開始以来最多の乗客数約369万人を記録した。