福井県庁

 福井県は6月19日に開設する新型コロナウイルスワクチン接種センターの予約枠が多く残っているとして15日、予約受け付けの対象を65歳以上の高齢者から64歳以下にも拡大した。12日から受け付けている6月中の予約が受け入れ可能人数の1割程度にとどまっており、7月1日開始予定だった64歳以下の受け付けを急きょ前倒しした。

 杉本達治知事が15日開会した6月定例県議会の提案理由説明で明らかにした。市町発行の接種券があれば誰でも予約できるが、米モデルナ製のワクチンを使うため18歳未満は対象外。

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 県によると、勝山市、鯖江市、小浜市、越前町、南越前町、池田町、若狭町、高浜町の8市町が既に64歳以下に接種券を発送している。他の市町も6月中に発送を始めるが、一斉発送や年代、基礎疾患の有無で段階を設けるなど方法は市町によって差がある。

 県接種センターは福井市大和田2丁目のエルパプラスと、同市真栗町のふくい健康の森にある県民健康センターの2カ所。エルパプラスは19日から毎週土日、県民健康センターは26、27日と7月24、25日に開設する。両会場とも1日最大300回の接種が可能だが、15日午後5時までに受け付けた6月中の予約はエルパプラス113人(受け入れ可能人数の約10%)、県民健康センター69人(同約15%)にとどまっている。

 県の担当者は「市町の接種体制が整い、予約が取れずに困っている高齢者が少なくなっているのではないか。接種時期が遅い高齢者への予約前倒しのお願いは引き続き必要だが、空いている予約枠は対象を広げて積極的に活用したい」と話している。

 県議会全員協議会では、県接種センターの拡充について理事者が「嶺南を中心に8月から10月にかけて設置できるよう準備に入りたい」と説明した。

 県接種センターは県ホームページなどを通じたウェブ予約が原則。ウェブ予約ができない人はサポートセンター=電話0776(20)0798=から電話予約できる。