建物が解体され更地になった「三角地帯」のA街区=6月10日、福井市中央1丁目

 福井県福井市のJR福井駅西口で進む通称「三角地帯」の再開発で、駅前電車通り北地区A街区の建物上屋の解体工事が終わった。工事区域約1・3ヘクタールは現在、がれきを残すのみで、市中心部の“一等地”が更地に。2024年春の北陸新幹線県内開業に向け、今年10月に新たな再開発ビルが着工する。

 解体工事は昨年10月に始まった。ランドマークだったユアーズホテルフクイをはじめ、まちなか文化施設「響のホール」、勝木書店福井駅前本店など建物33棟の上屋が姿を消した。

 6月20日ごろまで重機でがれきを搬出し、7月から地下部分の解体や埋め戻しが本格化。来年3月まで古い建物の基礎を支えていたくいを撤去する工事が続く。再開発組合の担当者は「工事は予定通り順調に進んでいる」と話している。

 新たなビルは、解体工事が終わったエリアから着工していく。駅側から高さ約120メートルのホテル・オフィス棟、駐車場棟、住宅棟の3棟を建設し、屋内や屋上など4カ所に広場も整備する。ホテルは、米マリオット・インターナショナルの「コートヤード・バイ・マリオット福井」が進出。商業フロアに市場や飲食店などの「フードホール」を設ける。