ホタルの祖先に関する講演などがあった発表会=6月13日、福井県福井市の福井県国際交流会館

 ホタルが飛び交う環境の再生活動を通し、人と生き物の共生社会を目指すNPO法人「日本ホタル再生ねっと」(福井県福井市)の発表会が6月13日、福井市の福井県国際交流会館で開かれた。ホタルの進化を研究する中部大学(愛知県)の大場裕一教授が特別講演し、「ホタルの祖先は緑色に発光していた」と語った。

 同NPOは2019年11月に設立され、県内外の約50人が会員登録している。子どもらを対象にした環境教育や里地里山の保全活動などを行っている。

 大場教授は、ホタルの祖先は約1億年前の白亜紀中期に現れたと説明。現代のゲンジボタルの黄緑色や、ヒメボタルのオレンジがかった黄色と異なり、ホタルの祖先は緑色に光っていたと推定した研究成果を紹介した。「自分はおいしくない」とアピールし、ほ乳類などに捕食されるのを防ぐのに有効だったという。

 発表会にはリモートも含めて約20人が参加した。ビオトープ作りなど各地の環境保全活動を報告した。