海に流出した重油の防除作業にあたる海上保安官(2019年5月・福井県敦賀市)

写真は、いまから2年前、福井県敦賀市の海沿いの国道を走っていたタンクローリーが交通事故を起こして、国道脇の海岸に転落してしまい、積荷の重油が海に流れ出てしまったときの状況です。

この写真に写っている白い服を着て油にまみれているのは、実は全員海上保安官。専用の資機材を使って流出した重油の回収作業に当たっているところです。

そう。海上保安庁は海難救助や犯罪取締りといった業務が表に出がちですが、「きれいな海を守る」ということも私たちの大切な仕事のひとつなんです。

この現場では、海上防災のスペシャリストである「機動防除隊」の隊員が敦賀海上保安部の海上保安官たちとともに活躍しました!

「機動防除隊」とは、油や有害液体物質、危険物質などによる海上災害が発生したとき、それらの防除措置などについて技術的な指導・助言を行う海上保安庁の専門家集団。16名の隊員が横浜の基地から日本全国で発生する海の災害に対応しています。

この重油流出事故の現場では、機動防除隊の指導のもと、敦賀海上保安部、関係自治体、また警察や消防などによって、連日過酷な重油の回収作業に当たりました。

今では、一時被害のあった漁業資源も回復し、多くのレジャー客が戻ってくるなど、すっかりきれいな海を取り戻しました。

余談ですけど、「機動」ってつくと、何でもかっこよくなりませんか?

「機動海上保安官」、「機動小学生」、「機動中年男性」・・・。間違いなく“何か”がワンランクアップしています!自分に自信のない方は「機動」をつけてみることをおすすめします!!

あれ?なにしゃべってるんだったっけ?w
そうそう!海上保安庁では、この6月を「海洋環境保全推進月間」として、「未来に残そう青い海」をスローガンに、きれいな青い海を守るための様々な取り組みを行っています。

海岸の清掃活動に参加したり、海上でのゴミの回収作業などを行っていると、そのゴミの多さから、想像している以上に海は汚れてきているように感じられ、中でも、プラスチックごみによる海洋汚染は、近年深刻な状況になってきていると言われています。

海が“青い”理由を知っていますか?
太陽からの光には、虹に見える七色の光の要素が含まれていて、海が光を受けたときに青以外の色の光は海の水に吸収されてしまい、残った青色の光だけが反射して目に見えているのだそうです。
つまり、海が汚染されて不純物が多くなると、ほかの色の光も反射して、青い海でなくなってしまう可能性もあるということ。

すみません!また私の知的な部分が“漏れ出て”しまいました!
機動防除隊のみなさん、有害物質ではないので取り除かないで!w

これから夏を迎え、みなさんも海に遊びに行く機会が多くなると思いますが、これからも海を青い色で見続けられるかどうかは、みなさん一人一人の心掛け次第なのではないでしょうか。

未来に残そう!青い海!(敦賀海上保安部・“機動”うみまる)