福井県内5大学でのワクチン接種について説明する杉本達治知事=6月11日、県庁

 福井県は6月11日、企業・大学での新型コロナウイルスワクチン接種について福井大学、福井工業大学、仁愛大学が21日、福井県立大学が22日、仁愛女子短期大学が24日から始めると発表した。全対象人数は学生や教職員計約1万3千人。

 5大学・短大とも6月中に1回目の接種を行い、2回目を7月中に終える方針。自治体が送付する接種券の有無や住民票の住所にかかわらず、希望者全員が接種できるようにする。

 国が示している手順では各大学・短大がそれぞれ国からワクチン供給を受ける仕組みだが、県内では県が必要なワクチン量を確保して配分する。県の担当者は「国の手順よりもスピードアップし、夏休み前に接種を終えられるよう支援する」と説明している。

 対象人数の内訳は、福井大約6千人、福井工大約3千人、仁愛大約1400人、福井県立大約2千人、仁愛女子短大約700人。それぞれの付属医療機関や医師・看護師の資格を持つ教員らが接種に当たり、打ち手確保の面で市町の接種に影響が出ないように進める。

 福井医療大学、敦賀市立看護大学の学生や教職員は、医療従事者の扱いで既に接種を終えている。

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 杉本達治知事は11日の会見で「今のところは(対象者が)学生や教職員に限られているが、それを外に向かって拡大できるかどうか相談しながらやっていく」と述べ、接種対象を地域住民に拡大できるか検討する意向を示した。