福井県越前市矢放町の交差点に設けられていた一灯点滅式信号機=2020年7月(福井県警提供)

 1灯のみで黄色または赤色を常時点滅させる「一灯点滅式信号機」。福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)に「福井県内各地で見かけなくなっている。なぜ?」との疑問が寄せられた。福井県警によると、警察庁の指針に基づき撤去が進み、2016年度末に57基あったが、20年度末には23基に半減した。点滅の意味が浸透せず、効果に乏しいのが背景にあるとみられる。

 一灯式は、道幅が狭く一般的な信号機を設置できない場所に多い。福井県警交通規制課によると、住民への説明を終えるなど準備が整った場所から順次撤去されている。

 交差点の一方の黄色点滅が「注意して進むことができる」、もう一方の赤色点滅は「一時停止」を意味するが、理解していないドライバーもいて、「道路に『止まれ』を表示し分かりやすくしてほしい」といった要望の声があるという。

 撤去後は、赤色点滅側の路面に赤と白色で「止まれ」と表示するなどドライバーに注意を促している。因果関係は不明だが、一灯式があったときと比べて事故はおおむね3割減少している。同課の高崎宏幸次席は「現場の規制をしっかりと確認し、安全運転をお願いしたい」と話している。⇒【写真】注意を促す真っ赤な道路

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