福井県と県内市町への2020年度「ふるさと納税」寄付件数と金額

 福井県と17市町に2020年度に寄せられた「ふるさと納税」による寄付は37万2325件(前年度比2・5倍)、70億1222万6千円(同2・1倍)で、件数、金額とも8年連続で過去最高だったことが県のまとめで分かった。県は「新型コロナウイルス禍による巣ごもり需要の増加で、通販のように返礼品の飲食物を取り寄せたのでは」とみている。

 寄付額の市町別トップは敦賀市。前年度比5・5倍の34億2399万円で、県全体の寄付額の48・8%とほぼ半分を占めた。19年8月から募集を始めた楽天のふるさと納税サイトで、市内事業者が扱うズワイガニなど海産物の返礼品が人気を集めているという。

 2位は坂井市で12億9283万円。市民が使い道を決めて寄付を募って事業化する「寄付市民参画制度」をベースに、充実した返礼品と積極的なPR活動が寄付額を押し上げている。

 県への寄付額は、前年度比1・4倍の1億1098万円。応援したい政策や事業を選べる「プロジェクト応援型」が7882万円で全体の約7割を占めた。昨年度設けた14のプロジェクトのうち、コロナの影響で経済的に困窮する学生を支援する事業が最多の2067万円の寄付を集めた。

 県は本年度も、老朽化する若狭高の寮整備やコロナで打撃を受ける地域鉄道の維持・活性化事業など14のプロジェクトで寄付を募っている。定住交流課の勝木政孝課長補佐は「プロジェクトを前面に打ち出すことで応援しやすい形を整え、協力を得ていきたい」と話す。

 プロジェクト応援型以外では、1月の大雪支援を目的にした寄付が562万円、新型コロナ対策を目的にした寄付が2381万円だった。