県道交差点にある押しボタン式信号機。通勤時間帯にドライバーが車から降りて使用するケースがよく見られるという=福井県福井市内

 「交通量の多い道路に進入するために、ドライバーが車から降りて押しボタン式信号機を作動させてもいいのでしょうか」という質問が、福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)に寄せられた。福井県警によると、こうした行為は違法ではないが、事故につながる恐れや往来の妨げになる場合があり「混雑時は信号交差点の利用を」と呼び掛けている。

 投稿した福井市の女性によると、この押しボタン式信号機があるのは福井市北部にある県道の横断歩道で、付近が脇道との交差点になっている。県道は朝の通勤時間帯は非常に混雑し、脇道から右折して県道に合流するのが難しいため、ドライバーが車から降りて押しボタン式信号機を作動させることが相次いでいるという。

 しかし、県道が赤になっても車列が交差点付近まで続いていることが多く、複数の車が脇道から進入しようとすると滞留してしまうという。

 県警交通指導課によると、歩行者以外が押しボタン式信号機を利用するのを規制する法律はない。ただ、交差点手前で停車し、車を降りて押しボタン式信号のところまで行って戻ってくる際に事故に遭う危険性がある上、通行の妨げになる場合は道交法に違反する可能性があるという。

 同課の前川裕取締担当課長補佐は「混雑が予想される場合は信号交差点を利用するようにして、交通事故防止に努めてほしい」としている。

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