夏向けスリッパの検品作業に追われる従業員=5月17日、福井県福井市問屋町4丁目の朝倉商会

 新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要を受け、スリッパの売れ行きが好調となっている。履物メーカー朝倉商会(福井県福井市問屋町4丁目)は2020年度以降、製造数が急増。5月17日も従業員9人が、夏向けの商品などの箱詰めや検品作業に追われていた。

 同社は約500種類のスリッパを自社でデザインし中国の協力工場で製造。全国の靴屋やホームセンターなどに出荷している。

 20年度のスリッパの製造数は、前年度に比べ約3割増。21年度はさらに20年度の約4割増となる見込みだ。朝倉教之専務は巣ごもり需要に加えて「衛生意識の高まりから、トイレ用は抗菌加工のスリッパに買い替える人が多い」と話す。冷感素材を使った商品や、底がゴム製で屋内外問わず使用できるものも人気だという。

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 5月中旬から一気に注文が増えたのが、底に竹やい草などの自然素材を使った商品。通気性がよく蒸れにくいのが特徴で、梅雨でも快適に過ごせるという。福井県内ではホームセンターなどで販売。同社ホームページからオンラインショップでも購入できる。