くら寿司の全国の店舗で販売が始まったふくいサーモンのにぎりずし=5月14日、福井県庁

 福井県産養殖トラウトサーモン「ふくいサーモン」の初の全国販売が5月14日、回転ずし大手「くら寿司」の約480店舗で一斉に始まった。16日までの期間限定で、福井の新たな美味をアピールする。

 県がブランド化を目指すふくいサーモンは、大野市を中心とする淡水の養魚場でふ化させ、嶺南などの沿岸で海面養殖し、主に北陸3県に出荷している。養殖技術の向上でサイズや生産量が徐々に安定してきたことから、くら寿司側が着目し、今回のキャンペーンを企画した。

 同社は今年の水揚げに合わせ約20トン、7千~8千匹分を仕入れた。国産養殖の利点を生かし、一度も冷凍せず生のまま各店舗に送るため、もっちりとした肉質と脂の甘みが味わえるという。

 全国販売を記念し14日、同社の久宗裕行常務取締役と杉本達治知事がオンラインで懇談した。久宗常務は「良質な生サーモンを全国で扱うことができ、養殖に携わった関係者の努力、奮闘に感謝したい。今後は、より長期に販売できれば」と述べた。

 1皿1貫で、価格は税込み110円。