感染防止対策の現状について飲食店を視察する杉本達治知事(左)=5月12日、福井県福井市今市町

 福井県は5月12日、マスク会食など感染対策を徹底する飲食店に対し、10万円の奨励金を支給する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの感染防止と客足が遠のいている飲食店支援の両立を図る。本年度補正予算案に関連経費を盛り込み、18日の臨時議会に提案する。

 12日開かれたコロナ対策本部会議で示した。県が委託する民間事業者が飲食店を訪れ、マスク会食を推奨しているかや換気、アクリル板設置など感染対策を確認。認証を受けた店舗を対象に奨励金を支給する。

 また、県民の県内宿泊旅行代金を最大半額割り引く「ふくいdeお得キャンペーン」について、既に予約している人で14日からの宿泊分を対象に、土産物店やタクシーで使えるクーポンを配布する。旅行代金が1万5千円以上の場合は3千円分、旅行代金が6千円以上1万5千円未満なら2千円分のクーポン券になる。キャンペーンの新規予約受け付けは停止を続ける。

 併せて、宿泊施設が感染対策で検温用のサーモグラフィーや非接触のチェックインシステムなどを導入する際の経費を支援する。

 対策本部会議で杉本達治知事は「飲食店や宿泊施設は非常に厳しい状況。5月補正だけでなく、6月補正に向けても各業種の状況を調べて対応を検討していく。コロナ禍を乗り越えるため前向きな投資を支援していきたい」と述べた。