一般高齢者を対象にした新型コロナワクチン接種が、福井県内の各市町で本格化し始めた。自宅に届いた予診票にどう記入し臨むのがいいのか。福井県の新型コロナ感染拡大防止対策チーム・ワクチン接種対策班の担当者に、要点を聞いた。

 ■2回目用も保管を
 予診票は全国統一の書式で原則、各市町から自宅に計2枚届く。シール式の接種券(クーポン券)などが付いた台紙とともに2回目にも使うため、大事に保管する必要がある。県の担当者は▽医師が健康状態を把握して接種の可否を判断▽本人同意の有無を確認▽万一の副反応への対応に備える―などの目的を挙げ「正確な情報を記入してほしい」と呼び掛ける。

 ■できればボールペンで
 予診票は接種後、市町や医療機関が一定期間、記録として保管する。そのため「鉛筆ではなく、できれば黒のボールペンで記入するのが望ましい」という。

 

 ■氏名などは事前に記入
 氏名、住所、生年月日、性別はあらかじめ記入しておくと受け付けがスムーズになる=予診票の見本➊。不明な点があれば会場で記入してもOK。単身赴任や入院中の人は、住民票とは違う住所でも接種できるケースがあるため、各市町に相談を。

 ■接種券は貼らずに持参
 接種券は、会場で係員に貼ってもらうのが一般的という=同❷。事前に貼らずに台紙ごと持参する。

 ■検温時期は要確認
 「診察前の体温」=同❸=は、会場に行く前に測って記載するか、会場で計測するか、市町や会場によって方針が異なる。同封の説明書類をよく読んで対応する必要がある。

 ■治療・薬歴は正確に
 病歴や薬歴の欄=同❹=は「接種の可否を医師が判断するために重要」。ワクチンを早く接種したいからといって不正確に記入するのは禁物だ。「血をサラサラにする薬」を飲んでいる場合、出血した際に血が止まりにくくなる恐れがあるのを、本人や接種側の双方に認識してもらう狙いがある。アナフィラキシーなどの経験の有無は、接種後の待機時間の長さにも反映される。「お薬手帳」の持参を呼び掛ける市町もある。

 ■肩を出しやすい服装で
 接種当日は、市町から届いた書類を確認して会場へ。上腕に接種するため、肩を出しやすい服装がお勧めだ。県の担当者は「体調が悪い場合は無理せず、別の日に接種を」と念を押し「不明な点や予約の取り消しなどは各市町の電話窓口に相談を」と話している。

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 【ワクチン接種の主な流れ】
(1)市町から予診票と接種券などが届く
(2)電話やインターネットで予約する
(3)予診票と接種券、本人確認書類(運転免許証か健康保険証かマイナンバーカード)を持参して会場へ
(4)受け付け
(5)必要に応じて体温や体調などを予診票に記入
(6)医師の問診を受ける
(7)接種
(8)15~30分程度、待機する