駅ナカに復活する立ち飲みバー=福井県福井市のJR福井駅

 福井県福井市のJR福井駅のコンコースに3月まで営業していた地酒の立ち飲みバー「NOMOSSA(のもっさ)」が5月14日から8月末まで、期間限定で再オープンすることが決まった。県内外の利用者から人気を博した駅ナカのオアシスが復活する。

 のもっさは北陸新幹線の県内開業を見据え、イメージアップのためJR西日本福井支店(当時)が企画、2018年4月にオープンした。同年10月にいったん閉店したが、19年1月に再開。地酒が駅ナカで気軽に味わえることから、県内外のビジネス客や観光客の人気を集め、多いときで1日100人以上が訪れていたが、新幹線開業に向けた工事を理由に、3月に惜しまれつつ閉店した。

 JR西日本福井営業支店の男性(54)は「3月以降も継続したかったが、コンコースの工事日程が分からずやむなく閉店した。工事が9月からと分かったので、3カ月余りだが復活を決めた」と話す。

 閉店を惜しむ客から継続を求める署名が1カ月足らずで約1800人あったと言い、引き続き運営する福井酒販(同市)の社長(79)は「皆さんの声に応える形で復活できてうれしい」と喜んだ。

 県オリジナルの酒米「さかほまれ」を使った清酒など県内30蔵元の日本酒や地ビールを楽しめるほか、へしこや焼きうにといった地元のつまみも味わえる。

 新型コロナの流行下ということもあり、使い捨て容器の利用やぐい飲みの熱湯消毒のほか、マスク会食を促すなど感染対策を徹底する。社長は「本当に今回が最後。短時間に1人でも来られるのが立ち飲みの魅力。コロナ禍ではあるが、気軽に楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は午後4時~午後9時。定休日はない。