福井県立病院=福井県福井市

 福井県の杉本達治知事は5月11日、石川県の谷本正憲知事と電話会談し、同県で新型コロナウイルスの感染がさらに拡大し、一般救急医療の対応が難しくなった場合、福井県立病院で患者を受け入れる考えを伝えた。

 石川県は10日、月曜としては過去最多となる50人の新規感染を発表。同日時点の病床使用率は81・5%と逼迫(ひっぱく)している。同県は4月に新型コロナ向けの病床を約100床増やし、一般の医療に影響が出ているという。

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 福井県によると、谷本知事から電話があり「今は何とか踏みとどまっている状況だが、今後さらに悪化した際は協力をお願いしたい」と要請があった。これに対し、杉本知事は一般救急患者の受け入れ支援を申し出た。

 県地域医療課によると、患者は石川県の救急車で搬送する。患者が新型コロナに感染していることが判明した場合、福井県内の病床逼迫度や患者の重症度を考慮しつつ、可能な限り、県内で治療する方針。