大野市役所=福井県大野市

 東京五輪・パラリンピックを機に事前合宿などで海外選手らと地元住民が交流する「ホストタウン事業」で、福井県大野市が東ティモール選手団の受け入れを取りやめたことが5月11日、市への取材で分かった。福井県内の自治体が選手団の受け入れを断念するのは、鯖江市に続き2例目。

 大野市政策推進課によると、4月下旬に現地の日本大使館を通じて▽新型コロナウイルスの影響で国内移動が厳しい▽選手団が少ない▽長野県伊那市でのみ合宿を予定している―などと連絡があった。大野市は協議の末、4月末に受け入れ取りやめを決めた。

 同市は、東ティモールの水環境整備を支援していることから同国のホストタウンに登録。選手の事前合宿や市民らとの交流を予定していた。市政策推進課の担当者は「受け入れができないことは残念だが、今後も五輪に関係なく機会があれば交流していきたい」と話した。

 福井県内では大野市のほか、福井市がスロベニア、鯖江市が中国、敦賀市がポーランド、越前町はカナダのホストタウンに登録。鯖江市は、中国の体操男女代表の事前合宿をすでに断念している。