エルパのチャレンジショップ企画のイメージ図(福井ショッピングモール提供)

 福井県福井市のショッピングセンター(SC)エルパを運営する協同組合福井ショッピングモールは、飲食店の若手経営者や料理人らを対象に、家賃や敷金を抑えた“破格”の条件で約半年間テナントを貸し出す初の取り組みを行う。新たに商売を始める人を応援するチャレンジショップ企画で、新規参入を促し県内商業の活性化につなげる狙い。5月20日まで出店希望を募っている。

 出店、開業に関心のある人が初期投資を抑えて出店できる仕組みで、当初に必要となる敷金は10万円。通常固定額となる家賃を売り上げの1割とし、入居者の採算割れリスクを抑える。同モールの佐々木国雄常務理事は「通常ではありえない条件で、エルパとしてもチャレンジングな企画」と苦笑いしつつ、「意欲のある事業者が入れば買い物も楽しくなり、お客さんと出店者の双方にとってプラスになる」と狙いを話す。

 テナントは、2階フードコートに面した約50平方メートルを4~5区画に分割。テークアウト用のスイーツや軽食などの販売店の入居を受け付ける。期間は6月上旬から来年1月初旬までを予定するが、より短期の出店も可能。定休日や営業時間も、出店者の意向に応じて決めるという。

 佐々木常務理事は「地元福井にこだわった商品や熱い思いを持った人が、将来の開業の腕試しのつもりで出店してほしい。出店者同士が刺激し合って、活気ある売り場になれば」と話す。

 期間中の売り上げ状況によっては正式出店への移行も可能としている。エルパのホームページ上の専用フォームで、出店希望や問い合わせを受け付けている。