畑で丸々と育った越前レタス=5月10日、福井県福井市山内町

 シャキシャキとした食感が特長の「越前レタス」の春物の収穫が、福井県の福井市と越前町で始まっている。秋と年2回栽培しており、早朝に収穫し、その日のうちに店頭に並ぶ新鮮さが売り。福井市山内町では5月10日、生産者が畑で丸々と育ったレタスを次々と箱詰めしていった。

 JA福井県丹生基幹支店が特産化を目指しており、今春は2市町の生産者12人が約300アールで作付けし、約9万玉の収穫を予定している。主に福井市の直売所「丹生膳野菜」や県内のスーパーで収穫当日に販売される。同支店によると、県外産は店頭に並ぶまで早くて2、3日ほどかかり、鮮度が強みになるという。

 永吉研太さん(40)は10日午前5時から同市山内町の畑に出て、葉に付いた朝露が日差しに輝くレタスを収穫。この日は約360玉を出荷した。今年の春物は、4月に比較的暖かい日が続いたことから、玉が大きく形が整っているという。永吉さんは「地元だからこそ味わえる鮮度を楽しんでほしい」と話していた。