福井県警敦賀署

 福井県警敦賀署と県警生活環境課は5月10日、同県敦賀市内の自動車販売業者の顧客情報などのデータを削除し業務を妨げたとして、電子計算機損壊等業務妨害の疑いで、元従業員の会社員の男(48)=同市=を逮捕した。同署によると「やっていない」と容疑を否認している。同容疑での逮捕は県内初。

 逮捕容疑は2020年8月ごろ、当時勤務していた自動車販売業者のパソコンに、期日を指定してデータを削除するソフトウエアをインストールし、21年1月にこのパソコンや社内ネットワークで複数台が共有するサーバーのハードディスクのデータを削除し、業務を妨害した疑い。

 同署によると同容疑者は20年9月に退職していた。削除されたデータは名前や住所、連絡先などの顧客情報や行政庁への提出書類だった。ソフトは、インターネットで無料で入手したという。

 電子計算機損壊等業務妨害は、コンピューターなどの普及に伴い関連する不正行為に対処するため、1987年の刑法改正で新設された。