ダンスコンテストで全国優勝した梅田臣さん=5月6日、福井県鯖江市

 ダンスの全国コンテスト「DIG UP!!」のオープンソロ部門ファイナル(決勝)で、福井県鯖江市の中学3年、梅田臣(うめだ・じん)さん(14)が初優勝を果たした。159センチ、46キロの体格とは思えないダイナミックな踊りで各地のライバルとしのぎを削り、栄冠をつかんだ。「客席の反応を感じながら舞台を楽しむことができた」と喜びに浸った。

 コンテストは石川県のダンサーが主催。中学生以上が競う同部門には延べ147人が出場し、2020年6月から毎月オンライン予選を実施。勝ち抜いた14人が4月24日に野々市市で行われたファイナルに進んだ。

 5歳からダンスを始めた梅田さん。激しい踊りを突然止めポーズを決める動きが特徴の「ロック」を中心に、ヒップホップやポップなど多彩なダンスを身につけてきた。

 中学生になってからはバドミントン部の練習と両立させ、筋力と体力をアップ。県外ダンサーのオンラインレッスンも受け、めきめきと力を付けてきた。

 コンテストには、ロックに、ステップを多く取り入れた「ビバップ」を交えた難易度の高い振り付けで挑んだ。滋賀県の高校生ダンサーが創作したもので、梅田さんはファイナルに向けて「自分のものにする」まで徹底的に踊り込んだ。

 3月に行われた別の全国大会では、緊張から終盤にバランスを崩して9位に終わった。その悔しさをバネに「今回は力を出し切ることができた」という梅田さん。「自分の名前が読み上げられた瞬間は、めちゃくちゃうれしかった」と振り返った。

 コロナ禍で、ダンスコンテストは以前より開催数が減っている。それでも日々鍛錬を続ける梅田さん。本来は、DJの選曲に合わせ即興で踊り一対一で競う「バトル」が得意で、「次はバトルで全国優勝を狙う」と意欲をみせている。