福井県が5月6日発表した新型コロナウイルスの感染者6人のうち1人が、PCR検査を受けてから陽性の結果が本人に伝わるまで5日かかっていた。県によると通常は1~2日で結果が連絡されるが、今回は大型連休中で受診した医療機関が休診していた影響とみられる。県は「結果が早く分かるほど感染拡大を防げる」として対策を求めていく。

 県によると、患者は5月1日に発熱や倦怠感の症状が出て、同日にかかりつけ医を受診。検体は県外の民間検査機関に送られたが、かかりつけ医は2~5日は休診。医師は6日午前に検査結果を確認し、患者と県に陽性を伝えた。

 新型コロナは発症前後が最も感染力が強いとされている。今回の患者は自宅で健康観察を続けており、県は今回のケースが感染拡大につながる可能性は低いとみている。ただ、陽性結果は早期に伝達される必要があるとして、検査機関に対し「連休中は結果をファクスやメールで医療機関に送るだけでなく、医師に直接電話で伝えるよう協力を求めたい」としている。

 福井市内の開業医は「かかりつけ医と検査機関のどちらに原因があるにせよ、連休などで早期に結果を伝えられない場合は、保健所を通した検査につなぐべきだった」と指摘した。