ゴールデンウイーク(GW)も後半を迎えた5月4日、全国各地で山岳遭難が相次ぎ、男女計6人が死亡、2人が行方不明となったほか、1人が意識のない状態で見つかった。上空に寒気が流れ込んだ影響で、季節外れの吹雪に見舞われたとみられる。専門家は「天気の変化を見極め、危険を感じたら引き返す勇気を」と指摘する。

 岩手県警は4日、岩手県滝沢市の岩手山(2038メートル)山頂付近で遭難した女性が死亡し、身元を福井県鯖江市の会社員女性(46)と確認したと発表した。

 岩手県警によると、女性は一人で入山。3日午後5時25分ごろ「強風で身動きがとれない」と119番通報したが、その後連絡が途絶えた。県警と消防が捜索し、4日午前10時ごろ、火口内で、心肺停止状態で倒れている女性を見つけた。

 また長野県警によると、長野、岐阜両県にまたがる北アルプス槍ケ岳(3180メートル)で、男性3人の登山パーティーが3日に遭難し、会社員の男性(28)=岐阜県中津川市=ら全員の死亡が4日に確認された。

 群馬県みなかみ町の谷川岳(1977メートル)では、警視庁警察官の男性(43)=東京都板橋区=が倒れているのを群馬県警のヘリコプターが発見、死亡が確認された。登山中に滑落したとみられる。同行していた警視庁の女性警察官(52)が見つかっていない。

 岐阜県郡上市の野伏ケ岳(1674メートル)では、登山に訪れていた東京都世田谷区の男性(67)が行方不明になった。

 また群馬県片品村の登山道では、男性(82)=横浜市港南区=が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。